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カーボンニュートラル (CARBON NEUTRAL)

カーボンニュートラルとは  地球温暖化の一因である炭素に関して排出と同量を吸収することで中立にする概念。排出をゼロにすることは実施不可能なため、その分森林保全を行うことで吸収量を増やすなどの取り組みが行われている。2020年10月に菅首相が、50年までに二酸化炭素を含む温室効果ガス(GHG) の排出量を実質ゼロにし脱炭素社会の実現を目指す日本政府の目標を示した。また21年4月には、政府の地球温暖化対策推進本部の会合で13年度に比べて46%削減することを目指すと表明した。 カーボンニュートラルにまつわる動向  政治と連動して特に欧州では企業が独自でカーボンニュートラル実現目標を公にする動きが盛んだ。日本でも20年の菅首相の表明以降、各産業・企業ごとに二酸化炭素削減目標を掲げる動きが活発になっている。環境省の呼びかけで20年9月にスタートした企業連携のプラットフォーム“「ファッションと環境」タスクフォース"は「2050年カーボンニュートラル」などを目標に掲げている。「グッチ」はすでに18年にスコープ1~3におけるカーボンニュートラルを実現している。

PHOTO:GUSTAVO FRAZAO

カーボンニュートラルの参考記事の参考記事 サステナブルファッションに向けたアライアンス始動 目標は“ファッションロスゼロ"と“2050年カーボンニュートラル" ロンハーマンが発電所を新設 2030年までに事業のCO2排出量実質ゼロに向け ネイチャーズウェイがSBT認証を取得 温室効果ガス削減を推進 話題本「超入門カーボンニュートラル」の著者に聞く  “畑の現状を見たらわかる。このままではアパレルは服が作れなくなる 「グッチ」が2025年までの環境負荷削減目標を4年前倒しで達成