循環型デザイン記事一覧

循環型デザインとは
 資源を使い捨てせず、循環させることを前提とした製品のデザインや、ビジネスの設計。これまでは作り手から消費者へ一方通行で直線型のデザイン・設計が主流であり、大量生産・大量廃棄の一因となってきた。循環型デザインは使用済みの製品を回収し再利用や再生産することが前提。また、修理しやすいデザインや汎用性が高いデザインなど製品寿命を長くする工夫なども含まれる。IKEAが今春始めたセカンドハンド、修理サービスCIRCULAR HUB(サーキュラー・ハブ)などが一例。

循環型デザインにまつわる動向
 循環型デザインのカギをにぎるのは回収システムの構築とその稼働で、消費者を巻き込んでのアクションがポイントとなる。その動きはビューティで先行しており、容器回収のプロジェクトが続々とスタートしている。英国発ナチュラルコスメブランド「ラッシュ(LUSH)」は2021年9月、循環型容器返却プログラム「ブリング・イット・バック(BRING IT BACK)」に新たなプランを加えた。容器1個につき30円として利用を可能とするもので、消費者が本プログラムに参加する機会の選択肢を増やし容器返却率向上を目指す。高島屋は2日、日本環境設計が運営する衣料リサイクル「ブリング(BRING)」と提携し、循環型衣類の販売および回収プロジェクト「デパート デ ループ(DEPART DE LOOP)」を開始した。

循環型デザインの参考記事

高島屋、循環型のモノ作りプロジェクト始動 日本環境設計と提携
「ラッシュ」が容器回収1個で30円を会計時に利用できるプランを導入
スノーピーク アパレルがコットン循環プロジェクト始動 ジーンズに込めた自然保護への“当たり前”