クライメート・ポジティブ (CLIMATE POSITIVE)
クライメート・ポジティブとは 二酸化炭素の排出量よりも吸収量の方が多い状態を意味する。関連ワードである「カーボンニュートラル」は二酸化炭素の排出量と吸収量が差し引きゼロの状態を指す。すなわち、「クライメート・ポジティブ」を掲げることは、「カーボンニュートラル」よりもハードルが高い目標を宣言することを意味する。 クライメート・ポジティブにまつわる動向 イケア(IKEA)は2030年までに、エイチ・アンド・エム(H&M)は40年までにいずれもクライメート・ポジティブの実現を目指すと発表している。バーバリー(BURBERRY)は2040年までにクライメート・ポジティブを達成することを21年6月に宣言。それまで掲げていた目標「40年までにカーボンニュートラル実現」よりもハードルを上げた設定であり、ラグジュアリー・ブランドとして初の宣言となった。国際オリンピック委員会は21年3月に、オリンピックを含む事業においてクライメート・ポジティブを2024年までに実現すると発表した。「バーバリー」は2021年6月に「クライメート・ポジティブ」宣言をし、ロンドンのサマセット・ハウスに森を出現させるインスターレーションを行った