イノベーションアワード記事一覧

イノベーションアワードとは
 サステナビリティの変革をもたらすために欠かせないのが技術革新だ。世界的企業が実施するイノベーションアワードは若手研究者やスタートアップ企業の先進的な技術を発掘・サポートしている。代表的なのはH&Mファウンデーションによる「グローバル・チェンジ・アワード」と「LVMHイノベーションアワード」である。

 「グローバル・チェンジ・アワード」は2015年にスタートした。毎年6つのスタートアップが選ばれている。選出されると100万ユーロの助成金を与えられるほか、アクセンチュアとKTH王立工科大学とのパートナーシップのもと、H&M財団が提供する1年間のオーダーメイドのプログラムに参加権を得られる。2019年には日本のシンフラックス(SYNFLUX)が受賞した。

 「LVMHイノベーションアワード」は2017年にスタート。対象は過去5年以内に設立された、評価額1億ドル未満、従業員数50名未満の新興企業で、LVMHグループとそのメゾンが取り組んでいる課題に関連するソリューションを持つ企業を対象としている。これまでに受賞したスタートアップ企業名と分野は、Heuritech(ディープラーニング)、Oyst(Eコマースソリューション)、VeChain(ブロックチェーン)、Kronos Care(購入後のソリューション)、3D Look(トライアル体験)、Crobox(顧客行動分析)、Bambuser(ライブストリームショッピング)。

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