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温室効果ガス削減目標 (NDC)

温室効果ガス削減目標とは  各国が掲げる温室効果ガスの中長期的な排出削減目標のこと。日本が掲げる温室効果ガス削減目標は、2030年までに13年比で46%削減。  そもそも温室効果ガスとは地球の表面を覆う大気に含まれる気体の一部で、太陽の光で温められることで再び地球の外に向かって放出される。温室効果がないと地球の表面温度はマイナス19℃になると言われており、温室効果ガスは地球上の生命に重要な役割と果たしている。  18世紀後半頃からの産業革命以降、人間はエネルギーをつくるため、石炭や石油、ガスなどの化石燃料を大量に消費し、これにより大気中の温室効果ガスが増加。二酸化炭素の量は産業革命前と比べ約40%増加したと言われる。人間活動によって増加した主な温室効果ガスには、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロンガスがあり、気象庁によると二酸化炭素が温室効果ガス全体の約76%を占める。このため、便宜上温室効果ガスと二酸化炭素は同意語として扱われている。  各国の目標は次の通り(2021年4月時点)。米国30年までに50~52%減(05年比)、EU30年までに少なくとも55%減、英国30年までに68%減(1990年比)、中国30年までにGDPあたりの二酸化炭素排出量65%減(05年比)。

PHOTO:OLIVIER LE MOAL

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