トレーサビリティー、追跡可能性記事一覧

トレーサビリティーとは
 製品の原料調達から廃棄までの過程や、サプライヤーに関する情報を明確に把握すること。

トレーサビリティーにまつわる動向
 米VFコーポレーションは、2016年以降トレーサビリティーへの取り組みを強化し、生産に関わる全施設を対象にモニタリング調査を実施するほか、主要12ブランド計46製品の製造工程をたどれるトレーサビリティーマップを公開している。オーストリアの繊維大手レンチング・グループ(LENZING GROUP)は2020年11月、ブロックチェーンを活用した新しい追跡プラットフォーム「テキスタイル ジェネシス(TextileGenesis)」を導入した。これにより、全サプライチェーンを追跡できるようになった。「H&M」は2013年からサプライヤーリストの公開をはじめ、19年から製品の素材や生産国、サプライヤー名のほか、製造工場名と所在地、従業員数などの情報の公開も始めている。LVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)グループ傘下の「パトゥ(PATOU)」は、トレーサビリティーに特化した製品追跡アプリを独自に開発。商品タグのQRコードを読み取ると、衣服や原材料の詳細だけでなく、サプライヤーのショートインタビューを再生することもできるにしている。

トレーサビリティーの参考記事

教えて!パタゴニアさん 連載第3回 トレーサビリティーが大切な理由
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