ウォーターフット・プリント、水使用量記事一覧
ウォータフット・プリントとは
商品のライフサイクル全体で使用した水の総量や水質変化の量などを示す。ファッション業界は全産業で2番目に多く淡水を消費しており、世界の排水量の20%を占める。衣類を作るには、サプライチェーンを通して膨大な量の水が必要で、Tシャツ1枚を作るのに何千リットルもの水を必要とする。ビューティ企業の間でも、水資源の保護に注目した“ウオーターレスビューティ”が話題を呼んでいる
ウォータフット・プリントにまつわる動向
デニムブランドの「ヤヌーク(YANUK)」は、デニムの製造工程の中で特に環境負荷が大きい水の使用量を大幅に削減した “エコデニム”を2020年春夏に発売した。通常、デニム1本につき約950Lの水が必要とされるが、“エコデニム”は泡で染色することで95Lまで削減した。花王は、国際非営利団体CDPが発表した20年度の環境先進企業に関する調査結果で、「気候変動」「森林」「水」の3つ分野で最高評価の“Aリスト”企業に選定された。
ウォータフット・プリントの参考記事
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