ビジネス

「ランバン」の新クリエイティブ・ディレクターは「ロエベ」前メンズウエア・デザイン・ディレクター

 「ランバン(LANVIN)」は、「ロエベ(LOEWE)」でジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)直属のメンズウエア・デザイン・ディレクターを務めていたブルーノ・シアレッリ(Bruno Sialelli)をブランドの新クリエイティブ・ディレクターに任命した。シアレッリは、ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)とアレキサンダー・ワン(Alexander Wang)時代の「バレンシアガ(BALENCIAGA)」でプレコレクション・ウィメンズウエア・デザイナーを務めた後、「パコ・ラバンヌ(PACO RABANNE)」と「アクネ ストゥディオス(ACNE STUDIOS)」でシニア・ウィメンズウエア・デザイナーを務めていた。

 シアレッリは、オリヴィエ・ラピドス(Olivier Lapidus)退任後に空席となっているウィメンズと、ルカ・オッセンドライバー(Lucas Ossendrijver)退任後に同様に空席のメンズ双方を統括する後任として、以前から噂されてきた人物だ。

 ジャン・フィリップ・エケ(Jean Philippe Hecquet)=ランバン最高経営責任者(CEO)も「彼の持つ素晴らしいビジョンと大胆さ、カルチャー、エネルギー、そして強固なクリエイティブ・チームを築き上げる能力に心を動かされた」と期待を寄せる。

 「ランバン」は、「彼のメンズウエアとウィメンズウエアの境界を飛び越える能力によって、『ランバン』は性の境界を超えるラグジュアリーブランドとして確立されるだろう」とコメントした。

 ランバンを擁する中国の投資会社フォースン インターナショナル(FOSUN INTERNATIONAL)は、2015年に当時のクリエイティブ・ディレクターだったアルベール・エルバス(Alber Elbaz)の退任以降、クリエイションのトップが定着せず低迷していたランバンを17年2月に買収。同年8月にLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)の要職を務めていたエケCEOを迎え、ブランド再建に努めている。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

恒例の25年春夏トレンドブック 125ブランド・470枚の写真を収録した「常に手元に置いておきたい一冊」

11月11日発売の「WWDJAPAN」は、2025年春夏のパリ、ミラノ、ニューヨーク、そしてロンドン・コレクションの全てを詰め込んだトレンドブックです。今回掲載したのは、125ブランド・470枚の写真!キーワード(ムード)やアイテム、素材、色柄、ディテール、そしてバッグ&シューズのトレンドを分析し、余すことなくお伝えします。企画担当者はもちろん、最新トレンドをいち早くキャッチしたいマーケティング担…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。