コーセーは、スキンケアブランド「雪肌精」が5月に誕生35周年を迎えることを機にグローバル戦略を加速する。マーケティング戦略の第1弾として、3月1日から高付加価値シリーズ「雪肌精 MYV」を日本発ブランドの発信を強め「雪肌精 みやび(以下、みやび)」と改称し、「雪肌精」のグローバルアンバサダーであるフィギュアスケーターの羽生結弦選手を「みやび」のグローバルミューズにも起用する。
「雪肌精 MYV」は、1985年に誕生したロングセラーである「雪肌精」の最高峰シリーズとして2016年に誕生。日本を含めたアジアを中心に2つのスキンケアラインとベースメイクを展開している。今回のリニューアルで平仮名表記の「みやび」に改称することで日本発のブランドであることを想起しやすくする狙いだ。ロゴの平仮名部分の書体は書家の岡西佑奈が担当した。製品は既存のスキンケアライン“コンセントレートライン”を“アルティメイトライン”としてリニューアルし、ハトムギR2と植物根エキスVを新配合して透明感のある肌に導く。
さらに、「みやび」の発売を機に日本やアジアの一部百貨店、免税店で展開している雪肌精グローバルカウンターもリニューアルする。3月25日に新カウンター1号店を三越銀座店に導入し、その後はアジアを中心に順次切り替える。デザインは建築家の隈研吾が今回も担当し、同ブランドの世界観を表現した。