アジアのブランドを集約したファッションEC「60%(シックスティーパーセント)」は、総額4.6億円の資金調達の実施および経営者・アーティストのVERBALがアドバイザーとして参画することを発表した。
「60%」は、シックスティーパーセント社が手掛ける日本国内で最大級の越境ファッション通販プラットフォームだ。2023年12月末時点で、韓国、中国、台湾、タイ、インドネシアなどアジア10カ国から1500以上のブランドが出店する。国内では見つけることの困難なアイテムを含む、10万点を越える商品ラインアップに、Z世代を中心とした10〜20代の若者が利用者の9割を占める。
同社は、既存投資家・クロネコイノベーションファンド(KURONEKO INNOVATION FUND)をリード投資家とした第三者割当増資および金融機関からのデットファイナンスをあわせ、計4.6億円の資金調達を実施。累計調達金額は約6.5億円となった。加えてVERBALが個人投資家としてだけでなく、アドバイザーとしても参画。“アジアのファッションを世界のメインストリームへ”をテーマに、ブランディングや事業展開におけるサポートを予定する。
VERBALは参画に際し、「『オススメのアジアのファッション・ブランドは?』と聞かれるとパッと浮かばない人がほとんどだと思う。そのような中、『60%』はアジア各国1500以上のブランドが集結するハブであるというところに感銘を受けた。これからも『60%』はアジアのデザイナーに焦点を当てるポータルとして世界に向けてビジビリティーを高めていくと確信しているし、僕もそのお手伝いをしていけたらと思っている」と述べた。
また同社は、2024年3月から英語版サイトを開始し、国内だけでなく海外ユーザーも視野に「グローバルマーケットプレイス」として事業を展開することを発表している。