3月22〜24日に香港で初開催された「コンプレックスコン(ComplexCon)」で来場者40人をスナップした。ここからは、ファッションコンシャスなアジア人たちの旬のスタイルが見えてくる。
イベントは、香港、台湾、中国本土、韓国からの来場が多くを占めた。傾向としてよく見られたのは、古着やダメージ加工のアイテムを積極的に取り入れたグランジスタイル。女性であれば、積極的な肌見せと「柄on柄」のスタイルで自分の感性をアピール。男性であればサングラスやシルバーアクセサリーの重ね付け、タトゥーの足し算スタイルが目立った。
スナップ声掛けの成功率は100%。「コンプレックスコン」というフィルターはあれど、シャイな日本人とは違うオープンマインドな気質を感じることができたし、それゆえ彼・彼女たち一人一人の装いは個性的だ。
スニーカーの存在感は薄れ気味
アートが主役の座を奪った今回のコンプレックスコンでは、来場者の足元からもスニーカーの存在感は薄れ気味だった。「アディダス(ADIDAS)」の“サンバ(SAMBA)”をはじめとしたテラスシューズ、「ニューバランス(NEW BALANCE)」のハイテクモデル“1906”(特にメタリックカラー)といったはやりのスニーカーはそれなりに見かけたものの、レアスニーカーでマウンティングし合うようなムードは感じられず。ワイドシルエットのジーンズにはボリューミーなクロッグサンダル、ミニスカートにはウエスタンブーツなどを合わせ、各々のスタイルを楽しんでいた。
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