サステナビリティ

大阪・関西万博「住友館」が制服を「ヨウヘイ オオノ」と協業 ペットボトルリサイクルなど活用

住友グループは、⼤阪・関⻄万博の「住友館」のアテンダントユニフォームのデザインを「ヨウヘイ オオノ(YOHEI OHNO)」の⼤野陽平デザイナーと協業した。ユニフォームには、住友商事グループ企業が全国の⼩売店などで独⾃に回収したペットボトルから再⽣した特殊⻑繊維⽤ペレット「ボトリウム(BOTTOLIUM)」と、住友化学が開発した吸熱と放熱の特性を併せ持つ温度調節樹脂「コンフォーマ」を⽤いた繊維を採⽤する。

⼤野デザイナーにとってユニフォームのデザインは初の取り組み。森や自然、いのちをテーマにした住友館から着想を受けつつ、ユニフォームとしての機能性を保ちながら、分量感のあるプリーツを採用するなど「ヨウヘイ オオノ」らしいスタイルを採用している。ジャケットやパンツ・カットソーを用いたスーツスタイルや帽子やシューズなどを共通デザインとしながら2種類のユニフォームを制作した。

サイクリングトップをベースにしたスポーティーなインナーは、住友化学の「コンフォーマ」を採用し、首元に「襟風の切り替え」を配することで接遇スタッフとしてのフォーマル感も兼ね備えたという。また、帽子には日本を代表する帽子ブランド「オート モード ヒラタ(HAUTE MODE HIRATA)」の一ブランドである「サキ エ ショウ(SAKI E SHOW)」と「ヨウヘイ オオノ」が共創。「ボトリウム(BOTTOLIUM)」を用いて立体感のあるフォームで一目で住友館のユニフォームを印象づけるデザインに仕上げた。靴は靴メーカーのアポロ(APOLLO)と「ヨウヘイ オオノ」の靴を手がけている「セレナテラ(SELLENATELA)」の榎本郁栄デザイナーとの協業で、ジャケットやパンツと統⼀性あるシルエットやコントラストになるカラーリングと、履き⼝が柔らかいエラスティック仕様で機能⾯も融合させたシューズとした。

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