百貨店やファッションビル、SCで人気のリアルクローズブランドの中から、2025年春夏の打ち出しが光った4ブランドをピックアップ。ブランドの個性とうまく融合させながらトレンドを盛り込む商品企画力、MD戦略からヒントを得たい。(この記事は「WWDJAPAN」2024年12月23日号からの抜粋です)
CURENSOLOGY
アダストリア傘下のエレメントルールが手掛けるセレクトショップ「カレンソロジー(CURENSOLOGY)」は、購買層が30代後半から50代前半と幅広く、年齢にとらわれずファッションを楽しみたい大人の女性から支持を集める。足元の業績は前年を上回り好調だ。「今季はベーシックなスタイルに華やかなアイテムをプラスオンしたい気分」と話す坂田乃吏子「カレンソロジー」ディレクターに、今季らしいロマンチックスタイルの提案について聞いた。
レザーアクセを効かせ、
甘さをコントロールして大人っぽく
今季を象徴するスタイリングの主役はポップコーンニットの“ポコポコアミニットカーディガン”。大人女性も抵抗なく着られるよう、甘さを抑えるための小技が光る。オリジナル商品で企画したレザーアクセサリーは、ロマンチックなコーデにシャープな印象を与えるアクセントになる。ネックレスやバングル、ベルトをラインアップし、単品使いだけでなく、シルバーやゴールドのアクセサリーとの重ね付けを提案する。「これまでアクセサリーは買い付けが中心だったが、ブランドらしさを出すため、今後はオリジナル商品も拡充していく」(坂田ディレクター)。
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