日本を代表するジュエリー企業であるTASAKIは12月4日、若い女性に人気のアーカー(AHKAH)の株式取得について同社と合意した。この合意により、アーカーはTASAKIの連結子会社になる。
アーカーは1997年に福王寺朱美・代表が設立。“日常生活で着けやすいジュエリー”というコンセプトとオリジナリティーあふれるクリエイションが若い女性層に高い支持を得ている。TASAKIは、パールをはじめ、ダイヤモンドなどジュエリーの素材の生産から加工、販売までを一貫して手掛けるジュエラーで、パリ・ヴァンドーム広場のリッツ パリ内に直営店であるタサキ・オ・リッツ・パリを運営するなど、グローバルに展開をしている。今年9月には、ニューヨークが拠点のデザイナーであるプラバル・グルン(Prabal Gurung)を新ライン“TASAKI アトリエ(TASAKI ATELIER)”のクリエイティブ ディレクターに採用した。
今回の子会社化により、より幅広い年齢層への訴求および、素材調達から店舗展開などさまざまな点でのメリットが見込まれる。田島寿一TASAKI社長は「このパートナーシップによって両ブランドの持つアセットの共有によるシナジーが期待できる」とコメント。アーカーの福王寺代表は「われわれの“世代を超え、国境を越え、時代を超えるブランド”というビジョンの達成を加速化できる」と述べている。