リクルートが運営する美容師向け教育機関「ホットペッパービューティーアカデミー(HOT PEPPER BEAUTY ACADEMY)」が、人気ヘアサロン「オーシャントーキョー(OCEAN TOKYO)」の中村トメ吉・代表をゲストスピーカーに招き、美容師向けトークイベント「ビートライブ VOL.11」を開いた。このトークイベントは、美容師に学びの場を提供することを目的に、毎回ゲストスピーカーを招いて行われている。
中村代表は「『オーシャントーキョー』は高木、僕、三科(光平)の3人の共同経営で、高木はアーティスト、僕はマネジャー、三科はマーケッターと美容室経営に必要な役割を3人でバランスよく分担できている。それが強みでもある」と話す。サロンについては「現在6店舗を経営しているが、各店舗の代表に任せてやりたいようにやらせており、それぞれの店舗で作るヘアスタイルも雰囲気も違う。お店で働くスタッフがやりたいことをやらないと、そのよさがお客さまにも伝わらない。だからスタイルを軸にせず、人を軸に店舗展開は考えている」と「オーシャントーキョー」の“姿”を説明する。
サロンの人気は、「『オーシャントーキョー』はヘアスタイルだけでなく、そこで働く美容師一人一人の“想い”や“生き様”をお客さまに提供している。だから若い人たちにとっては“カッコイイ大人”に出会える場所だし、行くと元気になれる場所、自信を持てる場所になっている」と話す。
若手スタッフの育成については“若手を動かす21の鉄則”をテーマに、「僕は“負ける”というのも時には大切だと考えていて、たとえ若手から否定的な意見が出ても、言い返したりせずにしっかりと聞いて、いったん受け入れる。その上で腹を割って話すことが大事。話をする時も1対1。時間は掛かるが、それくらいの真剣さで向き合うことが大切だ」など、中村代表が行っている実例が多く紹介された。
セミナーの様子は後日、「ホットペッパービューティーアカデミー」のサイトにアップされる予定だ。