デザインの“パクリ”問題や口約束で受けてしまった仕事、著作権や商標権など、実はファッション業界と法律は密接に結びついている。法律を知らなかったことでビジネスに大きな影響や損害を与えてしまう可能性もある。一方で、「法律は難しくてよく分からない」と敬遠している業界人も多いのではないだろうか。そこで、弊紙記者が業界を代表してファッション業界に関係する法律(=ファッションロー)を専門とするスペシャリストたちに業界の悩みや疑問を相談していく。さて、ここでの今日のお題は?(この記事はWWDジャパン2020年1月6日号からの抜粋です)
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良品計画が「無印良品」商標訴訟で敗訴 約1000万円を支払いへ
良品計画が中国企業の北京棉田紡績品有限公司と「無印良品」の商標権を巡って争っていた件について、北京市高級人民法院は中国企業側の主張を認め、良品計画に損害賠償など約1000万円の支払いを命じたと各種メディアが報じた。中国においてベッドカバーやタオルなどが含まれる24類について、良品計画は「無印良品」の商標権を有していなかった。
しかし、同社子会社のMUJI上海が24類に該当する商品の一部に「無印良品」の商標を使用したことを理由に商標権を有する中国企業から損害賠償などを求められていた。2019年12月19日、裁判所は良品計画の主張を退ける判決を下した。
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