ジーンズブランド「エヴィス(EVISU)」を展開するエヴィスジャパンは、「“コロナショック”を打破すべく」(山根英彦エヴィスジャパン社長)3月14日正午から公式オンラインストアで3割引きセールを開始した。また同日から、直営する全国の18店舗でも同様のセールを実施している。期間は19日まで。ただし「状況によって延長も考える」という。
山根社長は「われわれの商売はモノを作って売ってなんぼ。現状については理解できるが、商売が回らなければ餓死してしまう」と話す。売り上げの3〜4割を占めるというインバウンドについては「“コロナショック”で4割減った」と言い、「『エヴィス』は原則としてセールを行わないが、洋服屋にできることは何かと考えて決断した」と続けた。「エヴィス」は2011年の東日本大震災後にもチャリティーを目的としたセールを行っており、今回が9年ぶりの開催となる。
「エヴィス」は1991年に大阪で創業。90年代のビンテージジンーズブームをけん引し、その後ヨーロッパでのライセンス戦略が成功。“欧米で初めてヒットした日本のジーンズブランド”となった。ジーンズのバックポケットにペンキで手描きされる“カモメマーク”がトレードマークで、その“カモメマーク”をあしらったデニム製のマスク(4000円)なども販売している。