ファッション

「ドゥーズィエム クラス」がヒット商品の裏側をIGTVで公開 作り手の声を伝える初の試み

 ベイクルーズグループが運営する「ドゥーズィエム クラス(DEUXIEME CLASSE)」は、ブランドのヒット商品“FF30”シリーズの製作過程を特集したムービーをインスタグラムのIGTVで公開した。一本の糸から商品が出来上がる様子やデザイナーのインタビューを収録しており、同ブランド初となる試みだ。

 これまではシーズンごとにECサイトの特集ページで、商品の特徴やブランドの世界観を紹介していた。通常デザイナーから店舗スタッフを通して顧客に伝える作り手の熱意を、より直接伝えられないかとの考えから今回のムービー制作に至った。“シンプルでいいもの”を届けるというブランドのコアな部分はそのままに、一発撮りのインタビューによるデザイナーの生の声や現場の温度感が伝わる手作業のシーンなどを通して、物作りのこだわりを伝える。ムービー内ではそのほか、日本では珍しいドイツのシェラー社の編み機を職人が使う様子や「10人中10人が似合ってほしい」とデザイナーが服に込める思いを語る様子を収めた。

 ムービーと同時に公開した2020年春夏の特集ページでは“MY BASIC”と題し、「華やかなニュアンスを演出する深めのボトルネック」や「出し入れしやすいコートのポケットの角度」などアイテムのディテールを細やかに紹介する。2014年にスタートした定番の“FF30”シリーズは入荷する度即完売するなど人気を博しており、毎シーズントレンドに合わせてアップデートしている。価格帯はカーディガンが2万5000円、プルオーバーが1万9000円。

 ブランドのファンであるインスタグラムのフォロワーに訴求できるIGTVなどを通して今後も同様の試みを続け、ブランドのメッセージを発信していく。

IGTVで公開したムービー

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。