デンマーク発家具「フリッツ・ハンセン(FRITZ HANSEN)」は「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTENEERING)」と協業でアジア限定の“グランプリ”チェアを発売する。「ホワイトマウンテニアリング」の相澤陽介デザイナーは家具のコレクターでもあり、今回のコラボレーションアイテムに“グランプリ”チェアを選んだ理由は、自身のブランドのモチーフになっている山を想起させるデザインだからだという。このチェアは、デンマーク家具の巨匠であるアルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)の名作の一つであり、現行品で唯一、木製の脚を持つものだ。
張り地は、相澤が自身のブランド設立時からショップのインテリアのモチーフとして使っている寄せ木細工柄で、川島織物セルコンがジャカード織物として製作した。木製の脚になじむような色使いと質感に仕上がっている。寄せ木細工は「ホワイトマウンテニアリング」の素材に対するこだわりを象徴するもので、日本の職人技に対する敬意を表現したデンマークと日本の感性が融合したチェアが完成した。
アジア限定300脚でシリアルナンバー付き。7月15日から予約を開始し、9月からアジアの「フリッツ・ハンセン」の正規代理店で展示をスタートさせる。価格は13万円。