インポーターのグルッポタナカが、LVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)グループ傘下のコンテンポラリー・ブランド「パトゥ(PATOU)」の国内販売権を取得した。PRはグルッポタナカのグループ会社のイザが行い、ディストリビューション契約には田中タキ=イザ代表がブランドの日本展開のキーパーソンとなることが盛り込まれている。2020年プレ・フォールから、セレクトショップのイザのほかにエストネーション(ESTNATION)六本木ヒルズ店、ビオトープ(BIOTOP)代官山店、ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)青山店、西武渋谷店のコンポラックス(COMPOLUX)、阪急梅田本店のD.エディット(D.EDIT)にて取り扱う。また、伊勢丹新宿本店、阪急梅田本店、イセタンサローネでのポップアップも決定している。
ブランド再生のため「ジャン・パトゥ(JEAN PATOU)」は、2020年春夏シーズンからブランド名を「パトゥ」に改称。ギョーム・アンリ(Guillaume Henry)がアーティスティック・ディレクターに就任し、復活を遂げた。ブランドの魅力について田中代表は、「『カルヴェン(CARVEN)』時代からギョーム・アンリが最も得意とするクリエーションが『パトゥ』でよみがえった。かつて世界中の女性を魅了したパリのブランド『ジャン・パトゥ』と、パリをこよなく愛する21世紀に活躍するデザイナーのギョーム。眠れる森の美女が目を覚ますかのように、時空を超えて過去と現在のフレンチシックが結ばれた。ロマンティック&スポーティーでウエアラブルな実にパリらしいブランドだ」と話す。
また新生「パトゥ」はサステナビリティにも注力する。「これからのファッションに最も求められるサステナビリティやトレーサビリティーをものづくりにおいて追求している。ワードローブにずっと置いておきたいと感じるような永遠のマストアイテムを集めた“エッセンシャル(essential)”ラインは毎シーズン展開していく」と田中代表。日本での今後の展望については、「“かわいくて、長く愛用でき、環境に優しいものを”のブランドコンセプトを大切に、新しいポジションのパイオニアを目指して育てていきたい。このタイミングでのスタートは大変なことばかりだが、だからこそ未来に向けたニュースタンダードを築くパリのリアルモードを、日本の女性たちにフレッシュにお届けしたい」と語った。