アダストリアは6日、韓国のセレクトショップ「エーランド(ALAND)」と日本国内展開におけるパートナー契約を締結したと発表した。2020年秋には都内に1号店となる路面店をオープンする。同日には、日本公式のインスタグラムアカウントも開設した。なお初年度の売上高や今後の出店計画は未定としている。
「エーランド」は2005年設立。ストリートテイストを軸にファッション、コスメ、雑貨など700を超えるブランドをそろえ、若者を中心に支持を得ている。韓国国内では明洞、ホンデ、カロスキルなど流行の中心地に9つの直営店を構え、海外では米国、香港、タイにも店舗を持つ。
アダストリアは日本国内マーケットにおける店舗運営ノウハウを生かし、主に店舗展開と運営面でサポートする。「韓国ファッションやコスメ、カルチャーは日本の10〜20代の若者から圧倒的支持を得ているものの、国内外ではそれらを体験し購入できるリアルな場が少ないのが現状。また、新型コロナが蔓延する状況下で韓国旅行ができず、消費者のニーズはより高まっている」と分析する。一方、同社へのメリットとして「ブランドポートフォリオに韓国ファッションを加えることで、マルチブランド展開をさらに充実させることができる」としている。