美容機器を扱うヤーマンは17日、2021年4月期連結業績予想の上方修正を発表した。売上高は前期比52%増の350億円(当初予想は260億円)、営業利益は同2.3倍の58億円(同26億円)、純利益は同2.6倍の34億円(同15億円)になる見通し。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う外出自粛などの影響により、実店舗の売り上げが減少する一方で巣ごもり消費の需要が高まり、ECを中心とした通信販売の売り上げが増加。在宅時間が長くなったことで、美容健康機器カテゴリーが活発に動いた。訪日客によるインバウンド需要は低迷したが、中国は日本同様、「Tモール(TMALL)」や「JD.com」といったECによる通信販売が好調に推移。11月11日の「独身の日」では、美顔器カテゴリーにおける売り上げが過去最高を更新した。
また、2023年4月期を最終年度とする中期経営計画も発表した。売上高を中期で500億円、長期で1000億円、営業利益率は20%を確保する。今後、通販、店販、直販、海外の各販路の拡大を目指し、将来のための投資にも注力していくという。