ビジネス

「カルティエ」親会社会長、コロナワクチンを不当に早期接種か 海外メディアが報道

 スイスの全国紙「ターゲス・アンツァイガー(TAGES-ANZEIGER)」は、「カルティエ(CARTIER)」などを擁するコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT以下、リシュモン)のヨハン・ルパート(Johann Rupert)会長が、新型コロナウイルスに対するワクチンを不当に早く接種したと報じた。

 同紙によれば、ルパート会長はスイス・トゥールガウ州で1回目のワクチンを接種したが、これは同州でワクチン接種プログラムが正式にスタートする1月12日より前のことだったという。なお同州では75歳以上の高齢者や基礎疾患を持つ人は優先的に接種を受けられるが、ルパート会長は70歳だ。

 同州におけるワクチン接種はスイスの私立病院グループ、ヒルシュランデン(HIRSLANDEN)が請け負っているが、その親会社であるメディクリニック・インターナショナル(MEDICLINIC INTERNATIONAL)の大株主の一社が、ルパート会長が率いる南アフリカの投資持株会社レムグロ(REMGRO)となっている。

 リシュモンは一連の報道に対し、「ルパートは30年以上にわたってスイスに在住および納税しており、同国でワクチンを受ける資格がある」とコメントした。ルパート会長は健康上のリスクを抱えているため、優先的に接種を受けられたのではないかと見られている。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。