ACROは3月3日、プレミアムオーガニックスキンケア「イトリン(ITRIM)」から初の美白スキンケアライン“ルリホワイト”(全6品、1万〜2万4000円)を全国11の百貨店や公式ECサイトなどで発売する。
同ブランドは2018年に誕生。土台を作り上げるベーシックなエイジングライン“エレメンタリー”を展開し、20年には悩み対策としてたるみ・シワに着目した“クレセント”ラインを発売。今回は悩み対策の第2弾となり、くすみ・シミにフォーカスした。「美白、ホワイトニグ=白ではなく、大人の肌は段々濁ってくる、この濁り・よどみを清らかにするのが“ルリホワイト”となる」とPR担当者。
同社は大人のくすみ・シミが紫外線やブルーライト、PM2.5、ウイルスなど外的内的因子が複合的にからまってできていることに着目した。これら多角的な要因にアプローチするため、ジャーマンカモミール油とコウジ酸を主成分に配合。さらに、共通成分としてヘチマ水とメリッサ葉エキス、ローズマリー葉水を組み合わせた独自のグリーンサイエンスフォーミュラも加え、透明度の高い潤いに満ちた肌に導く。
製品のラインアップは、化粧水と乳液、クリーム、美容液、ボディー乳液の6品。共通成分のほか、化粧水にはポンカンエキス、乳液にはシソエキスなど肌の生理機能・構造に合わせてアイテム別に国産の成分を配合する。いずれも天然由来成分98%以上となる。スキンケアステップは化粧水、乳液、クリーム美容液を提唱する。「セラムが最後の仕上げとして使用する理由は、肌(ホメオタシス)を整えてからつけることで、より深く適確に作用するため」という。ボディー乳液は二の腕や脇の下、ヒップ、Vラインなど体のくすみやシミが気になる箇所に対応する。
同ブランドの20年度売上高は前年比約30%増、中国を中心とした越境ECを含むと150%増と大幅に伸長した。「お客さまがクリーンビューティやサステナビリティに関心が高くなり、それに対応したブランドであること、閉塞的な気持ちになりがちな時期に製品の芳香が心的にも寄り添えていることが好調の一因」と宮崎稔章社長は分析する。人気製品はフェイシャルゴマージュのほか、マスクをしていても心地よいという点からフェイスケアパウダーやEEクリームなど。「今年も『イトリン』に注力する」と意気込む。