スウェーデン発「イケア(IKEA)」は、日本で中古家具の買い取りと販売を始める。2月13日、イケア港北店に日本初の“サーキュラーハブ(以下、”ハブ“を開設する。サステナビリティ戦略“ピープル・アンド・プラネット・ポジティブ”の一環で全世界の店舗での展開を予定している。日本では港北店に続き、8月までに全9店舗に導入予定だ。“ハブ”では、顧客から買い取った家具や展示品を安く販売するほか、家具の組み立てを見学できるコーナーや商品のメンテナンスに関するワークショップを開催する。
イケアは20年、全世界で約6200万個の潜在的廃棄物(返品、破損や製造中止、展示品を含む製品)のうち3900万個を再販した。世界27カ国で“バイバック(買い取り)フライデー”の実施をはじめ、30年までにはポリエステル素材への依存をやめて再生可能素材やリサイクルポリエステルだけを使用する目標を掲げている。また、使用する木材の98%を持続可能な調達先から仕入れており、不要な廃棄物を最小限に抑えている。21年10月までには、非充電式のアルカリ電池の販売を終了予定する。