ファッション

5年間イケアを率いた日本社長が8月に交代 後任は社歴20年の女性マネジャー

 イケア・ジャパン(IKEA JAPAN)のへレン・フォン・ライス(Helene Von Reis)社長兼チーフ・サステナビリティ・オフィサー(以下、CSO)が8月1日、退任する。後任は、イケア・グループおよびイケア・スウェーデンのペトラ・ファーレ(Petra Farley)ベッドルーム部門グローバルビジネスエリアマネジャー(以下AM)。ライス社長は同日、イケア・グループとイケア・スウェーデンのフードビジネスマネジャーに就任する。

 フォン・ライス社長は2015年に就任し、19年からCSOを兼任している。彼女はイケア・ジャパンのオムニチャネル化をはじめ、郊外型大型店に続き東京・原宿や渋谷、今年オープンする新宿店など都心における新業態をスタート。また、17年には「フォーブス ジャパン ウイメン アワード(FORBES JAPAN WOMEN AWARD)」の最優秀賞を受賞したり、国内外のさまざまな国際会議やフォーラムで講演したりと、女性リーダーの存在感を示してきた。CSO兼任ということもあり、国連大学サステナビリティ高等研究所の評議員も務めている。フォン・ライス社長は、「日本の人々の暮らしに寄り添いながらサステナビリティの重要性を発信できたことがうれしい。また、リーダーの男女比がほぼ同じにできたことを誇らしく思う」とコメント。

 後任のファーレAMは 2000年にイケア・スウェーデンに入社後、セールスマネジャーやイケア・ポーランドの副社長などさまざまな役職を通して実績を積んできた。現職では、世界中のイケアで販売される商品に関するコミュニケーションや購買に関するビジネス戦略の立案をはじめ、製品開発などの責任者として活躍している。

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