大野陽平が手掛けるウィメンズブランド「ヨウヘイ オオノ(YOHEI OHNO)」は2月28日まで、着物の古布を活用した新プロジェクト「3711プロジェクト(3711 Project)」のポップアップストアを東京・表参道のスパイラル1階にオープンしている。“3711”とは反物の幅37cm、長さ11mの規格に由来する。大野デザイナーが収集してきたデッドストックの着物の反物を使って、1点モノの新たな服に仕立てるプロジェクトだ。
第1弾の今回は、シルクやウールの絣(かすり)柄の生地を中心に、ブランド定番の3型のドレスに仕立てた。1着1着、色柄や風合いが異なる1点モノで、25点限定の販売となる。価格は6万〜10万円。大野デザイナーも店頭に立ち、自ら接客を行う。
「ヨウヘイ オオノ」の大野陽平は愛知県小牧市出身。文化服装学院を経て、文化ファッション大学院大学、英ノッティンガム芸術大学でファッションを学ぶ。帰国後の14年12月にブランドをスタート。16年には「東京ファッションアワード」を受賞し、17-18年秋冬に東京ファッション・ウイークでコレクションを発表。18年に伊「ヴォーグ(VOGUE)」主催の若手発掘プロジェクト「ヴォーグ タレント 2018」や、若手デザイナーの登竜門「インターナショナル・ウールマークプライズ」の2018/19年度のウイメンズ部門のファイナリストに選出された。古今東西のアート、建築、彫刻やプロダクトから着想を得て、自由な素材使いやフォルムアプローチを通じてモダンな女性像を探求している。
■3711 Project POP UP STORE EVENT in Spiral
日程:2月22〜28日
時間:11:00-19:00
住所:東京都港区南青山5-6-23 スパイラル1階
場所:ショーケース