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「オサジ」の日東電化工業がサステナブルな化粧品容器事業を開始 和コスメ「フシカ」で

 敏感肌ブランド「オサジ」を製造・販売する日東電化工業は、サステナブルな化粧品容器を扱う新事業を立ち上げた。第1弾として、ユーシーオーが展開する日本の伝統色“大和色”を軸とするメード・イン・ジャパンのカラーメイクアップブランド「フシカ(FUCICA)」のリブランディングに伴う新デザインの容器を担当。リップカラーシリーズ「BENI」を3月13日に発売する。「フシカ」の公式オンラインショップのほか、伊勢丹新宿本店7階和装小物売り場で取り扱う。

 同シリーズの容器に、金属表面処理加工業で80年以上の歴史を持つ日東電化工業が手掛ける真ちゅうの容器を採用した。真ちゅうは酢でくすみを拭き取ったり、椿油で磨いて手入れをしたりすることで長く使用できる。真ちゅうの容器にレフィルをセットする仕様で、レフィルの金皿は再生可能。リピーターには返却レフィルイン制度も予定する。販売価格はセット価格が5400円(真ちゅう容器、レフィル1色)、真ちゅう容器が3500円、レフィルが2500円。

 2016年に誕生した「フシカ」は、世阿弥が記した能の理論書「風姿花伝」に由来。大和色を忠実に再現した高発色のアイシャドウやチークなどが、メイクアップアーティストや舞踊家、着付け師らプロフェッショナルから高い評価を得てきた。新シリーズ「BENI」は、コンセプト成分として、保湿効果と艶を与えるツバキ種子油、ダイズ種子エキス、滑らかな感触を生む真珠層末を配合。パーソナルカラー診断で用いられる春夏秋冬のタイプ別に、全8色、シアーとサテンの2種の質感から日本の伝統色である大和色を選べる。

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