ファッション
連載 マリエが本音で語る「私の33年目のサステナブル」

“together for glaciers 氷河と共に”「マムート」との出会い マリエが本音で語る「私の33年目のサステナブル」 Vol.19

 サステナブルアートコミック、”プラスティック・モンスター”の4コマ漫画の連載が「WWDJAPAN」でスタートして半年。キッチュでシュールな4コマ漫画で少し立ち止まりながら、サステナについて、いろいろな方向から考えられるストーリーに人気がジワジワと集まってきた。キャラクターのもつパワー、なかでも伝える力を実感・勉強しながら日々制作している中で、アウトドアブランドの「マムート(MAMMUT)」と出合った。

 もともとアウトドアブランドにこだわっていなかった私は、とあるきっかけで「マムート」のオフィスに行った。その日から、大のファンになり、毎年のスキーも、冬の趣味登山も「マムート」づくしだ。一時は街中ですら、全身「マムート」だったくらい気に入ってしまったのだ。

 その理由は、①スタイリッシュ。「おしゃれ」と「ストリート」「玄人」という言葉が好きな私には、「マムート」の機能性も含め全てが洗練されたなデザインがぴったりだった。そして②サステナブルな未来を目指している。モノ作りをしている私には当たり前のビジョンだったが、アウトドアブランドには機能性や耐久性も大事。だからサステナについては、「無理だ」と言われる機会も多い。だが、それでも私は、自然の中で楽しむウエアやギヤが自然とかけ離れた素材から作られることに違和感を持っていた。「マムート」は、それを可能にするビジョンとプロダクションに挑んでおり、強く共感した。そして③信頼性。実際店舗に行くと、スタッフの対応はまさにプロだった。危険も伴うレジャーへの責任感と知識に溢れたスタッフに出会い、「あ、ここで買いたいな」と感じたのだ。

 そんなことから仲良くさせていただき、毎回、私に知識を授けてくれる。「ほめすぎ」って思う人もいるかもしれないが、実際、好きなブランドと仲良くできることほど光栄なことはないし、だからこそ持続可能な関係性が築けるのだと心から思っている。
嫌いな人とは、ずっと一緒にいられないのと同じだ。

 そんな中実現したのが、「WWDJAPAN」の6月21日号に掲載した“プラスティック・モンスター”の4コマ漫画の「マムート」ストーリーだ。“together for glaciers 氷河と共に”と題したこの連載は、“プラスティック・モンスター”初めてのコラボ企画。「マムート」がメインテーマとして掲げる活動をテーマに4コマ漫画を展開した。「WWDJAPAN」を手にしたら是非、そのエクスクルーシブなコミックに目を通していただきたい。

 「マムート」は、来年160周年。彼らのビジョンとファッションの、さらなるサステナブルな未来に心躍らせ、これからも自然の美しさとファッションの美しさを楽しんでいこう。
BECAUSE WE CARE.

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