富裕層へのアプローチとしても注目
スノースポーツを取り巻く環境が、ここ数年で大きく変わりつつあります。訪日客はパウダースノーを目当てに北海道や長野に詰めかけ、国内客はコロナ禍以降のアウトドア志向の高まりを背景に、スキーやスノーボードを再開したり、新しく始めたり。登山人気の延長として、雪山登山の手段としてバックカントリースキー/スノーボードを始める人も増えています。
今冬は、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が北海道のニセコで初の長期ポップアップを開催し、 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」も新たに立ち上げたスキーコレクションを大々的にキャンペーン中。日本でも欧州のように、富裕層に向けたスノーリゾートのマーケットが今後育つかもしれません。変化のさなかにあるスノースポーツのマーケットを、ファッションビジネスメディア「WWDJAPAN」ならではの視点で切り取りました。(この特集は「WWDJAPAN」2023年12月4日号からの抜粋です)