ファッション

ユニクロ「UT」21年秋冬はアートにフォーカス 仏ルーブル美術館そばに新店もオープン

 「ユニクロ(UNIQLO)」のグラフィックTシャツブランド「UT」は2021-22年秋冬、アートを取り入れたデザインを豊富にそろえる。「ポケモン」と現代アーティスト山口歴、ジェームス・ジャーヴィス(James Jarvis)のコラボデザイン商品を8月27日から販売しているのに加え、9月下旬からは、仏パリのルーブル美術館収蔵の名作をモチーフにした商品群を販売する。9月16日には、ルーブル美術館そばのリヴォリ通り沿いに大型店もオープン。フランスでは初となる、「UT」コーナーを備えた店舗だ。

 ユニクロとルーブル美術館は2020年1月に、4年間にわたるパートナーシップ契約を締結し、2月にコラボ商品第1弾を発売した。5月からは、家族連れ向けの館内ミニツアーをユニクロの提供で開始。今秋から、毎月第1土曜日に無料入館できるプログラム“フリー・サタデー・ナイト”もユニクロの提供でスタートする。地元民や観光客がアートをより身近に感じられる環境作りを目指すものだが、ユニクロは米ニューヨークの近代美術館(MoMA)でも、同様の無料入館プログラムを提供している(コロナ禍を受け、現在は休止中)。

 16日にオープンするパリ・リヴォリ通りの大型店は、パリでは14店舗目で、売り場面積は4フロア2000平方メートル。ルーブル美術館とのコラボ商品群も16日にまずリヴォリ店で先行発売し、その後各国店舗で発売していく。同店では今後、アート作品展示やワークショップなどを随時行っていくという。

 秋冬のルーブルコラボ商品は、春夏の第1弾商品に引き続き、メンズ商品のグラフィックを英国の大御所グラフィックデザイナー、ピーター・サヴィル(Peter Saville)が手掛けている。ルーブルに収蔵されている「モナ・リザ」「サモトラケのニケ」などの名作と、その目録番号を組み合わせたグラフィックがポイント。ウィメンズは、名画に草花のモチーフを組み合わせたガーリーなデザインが豊富。価格は一律でTシャツ1500円(税込)、スエットトップス1990円、フーディー2990円。

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