「マノロ・ブラニク(MANOLO BLAHNIK)」は今年、1971年にロンドンに初のブティックをオープンしてから50周年を迎えた。これを記念して同ブランドは、ゴールドをコンセプトにしたカプセルコレクションの発表や、マノロ・ブラニク本人が手掛けたドローイングやアーカイブを展示するバーチャルミュージアム「The Manolo Blahnik Archives A New Way of Walking」を11月に公開するなど、コロナ禍においてもさまざまな企画でアニバーサリーイヤーを盛り上げる。
その中でもひと際力を入れているプロジェクトが公式サイトからアクセス可能なバーチャルミュージアムだ。マノロ・ブラニクの姪のクリスティーナ・ブラニク(Kristina Blahnik)最高経営責任者の指揮の下で構築されたバーチャルミュージアムは、ドローイングと実際に生み出された靴を見比べることができたり、それぞれのアイテムに込められた思いや制作背景の解説をオーディオで視聴することができるなど、実際に美術館や展覧会を訪れている感覚で「マノロ・ブラニク」50年間の軌跡をたどることができる。
日本では12月2日から表参道店の2階でアーカイブの一部を実際に展示している。ドローイングは本国のスタッフが日本の展示のためにセレクトしたもので、古いものでは1980代に描かれた作品も並ぶ。