「ジバンシイ(GIVENCHY)」は1月19日、メイクアップ クリエイティブ ディレクターにトム・ウォーカー(Thom Walker)が就任したと発表した。ウォーカーは今後のコレクションを手がけるとともに、付随する広告キャンペーンのクリエイティブ監修、ブランドのスポークスマンとしての役割も兼任。「ジバンシイ」は1999年から20年以上にわたりメイクアップ部門に携わってきていたニコラ・ドゥジェンヌ(Nicolas Degennes)=メイクアップ アンド カラー アーティスティック ディレクターが2021年6月30日付で退任しており、ウォーカーは後任となる。
英国北部の出身であるウォーカーはパリでメイクアップを学び、メイクアップ アーティストとしてのキャリアをスタート。フリーランスとして著名なフォトグラファーとともに「i-D」、「AnOther」、「W Magazine」、「Dazed and Confused」などの雑誌でメイクアップを担当してきたほか、エマ・ワトソン(Emma Watson)やクレア・フォイ(Claire Foy)、ミア・ゴス(Mia Goth)など数々の女優や歌手のメイクアップも手がけた実績を持つ。また、さまざまなファッションブランドや化粧品ブランドともコラボレーションも行っている。
ウォーカーは「『ジバンシイ』のビューティー チームや世界中のメイクアップ アーティストと協力し、クリエイティブな表現と新しい製品のイノベーションをもたらすことに貢献できることは、とてもエキサイティングなことだ」とコメント。また、パルファム ジバンシイのローマン・スピッツァー(Romain Spitzer)CEOは「ファッションシーンを知り尽くした彼の個性的なスタイルと、斬新かつナチュラルな メイクアップ アプローチは、エレガントかつ大胆な『ジバンシイ』のビューティーの世界と完璧にマッチしている。彼が今、『ジバンシイ』のメイクアップにその才能と創造性を発揮して、グローバルな成功に貢献してくれることに、とても感激している」と述べている。