「モンクレール(MONCLER)」がファーフリーを宣言した。全コレクションでファーの使用を段階的に廃止する。まず2022年中にファーの調達を中止し、23-24年秋冬をファーを使用する最後のシーズンとする予定だ。同ブランドは別途、23年までに従来型の使い捨てプラスチックをゼロにし、ナイロンの80%以上をリサイクル。世界中の自社拠点で100%再生可能エネルギーを使用する、支援を必要とする10万人を寒さから保護するなどのサステナビリティプランを発表している。
また「モンクレール」は、「地球を守り、より良い未来を創造するためのブランドの姿勢を反映した」という「ボーン トゥ プロテクト(BORN TO PROTECT)」コレクションの第2弾を発表した。第1弾のダウンジャケットに続き、パーカ(税込10万1200円)やバックパック(13万8600円)、帽子(4万2900円~)やスニーカー(5万9400円)をラインアップする。再生ナイロンやオーガニックコットン、原産地や生産ルートが明確で、徹底した品質管理が行われていると認定した製品に付与されるDIST認証(Down Integrity System and Traceability)を得たダウンなどを用いる。
「モンクレール」は自身のDNAが山にあるとし、新たなキャンペーンにおいて“かつて私たちは山に登っていた。しかし今、私たちは山を助けなければならない”とのスローガンを掲げる。