ビューティ
連載 ファッション業界人も知るべき今週のビューティ展望 第64回

日本企業はわずか8社、国際認証取得のメリットとは?

有料会員限定記事

 ビューティ・インサイトは、「WWDJAPAN」のニュースを起点に識者が業界の展望を語る。 今週は、Bコープ認証など国際基準の認証にまつわる話。

【賢者が選んだ注目ニュース】
Bコープ認証を得たビューティ企業が連合を結成
「イエナ」が初のコスメセレクトブランドをスタート

 米国拠点のNPO、B Labが2006年に発足した「Bコーポレーション(以下、Bコープ)認証」が世界で広がっている。Bコープ認証は、社会や環境への配慮、透明性、説明責任、持続可能性において企業のパフォーマンスを評価した国際的な認証制度で、世界78カ国・4787社が取得(22年3月17日時点)。Bコープ認証の取得はハードルが高いものの、欧米のグローバル企業に加え、最近では中国や韓国といったアジア圏でも認証を取得する企業が増えている。

 化粧品や女性のライフスタイルに関わる消費財を取り扱う企業の取得も目立つが、直近では、Bコープ認証を得た36社のビューティ企業が、Bコープビューティ連合(以下、Bビューティ)を結成したことも話題となった。Bビューティは、加盟企業同士のコラボレーションや情報共有を目的とし、共に環境・社会問題の解決に向けて取り組むとしている。そもそも、なぜ世界ではBコープ認証への注目が高いのか。それは公益性のある企業と認められることのほかに、さまざまなメリットがあるからだ。

Bコープ認証の取得でビジネスチャンスが生まれる

この続きを読むには…
残り1352⽂字, 画像1枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。