高島屋は8月24日から、森永邦彦によるファッションブランド「アンリアレイジ(ANREALAGE)」とのコラボレーション商品を自主編集売り場、CSケーススタディで販売する。「アンリアレイジ」を代表する“ボールモチーフ”で、Tシャツやニット、ウィンドブレーカーなど5型を製作。高島屋が日本環境設計と組んで実施している環境型衣類の販売・回収プロジェクト「デパート デ ループ(DEPART DE LOOP)」の一環として、生地には再生ポリエステルを使用している。
“ボールモチーフ”は、マネキンに代えて球体に沿うように仕立てられた服を、人が着ることによって生まれるドレープやボリューム感を楽しむコレクション。「アンリアレイジ」は2009年春夏に“ボールモチーフ”を発表し、以来作り続けている。人体とかけ離れたモチーフで作っているからこそ、性差や体形に関係なく着ることが可能だ。
今回のコラボでは、Tシャツ(税込1万9800円)、開襟シャツ(2万8600円)、ボーダー柄ニット(2万8600円)、ボタンダウンシャツ(3万3000円)、ウィンドブレーカー(4万9500円)の5型を企画。「球体の円のように、サーキュラーエコノミーを社会に実装するための少しの力添えができる服の形を考えた」と森永はコメントしている。
高島屋各店(日本橋、新宿、玉川、横浜、大阪、京都)のCSケーススタディで販売するほか、ジェイアール名古屋高島屋、ECのタカシマヤファッションスクエアでも扱う。「デパート デ ループ」は、日本環境設計のケミカルリサイクル技術による再生ポリエステル素材を使い、さまざまなクリエーターとコラボしたウエアをこれまでも企画・販売してきた。
「アンリアレイジ」は、8月29日〜9月3日に行われる2023年春夏の「楽天 ファッション ウィーク東京」で、19年春夏以来となる東京でのランウエーショーを行う。ウィークの冠スポンサー、楽天による日本発ブランドの支援プロジェクト「バイアール(by R)」によるもの。