「モンクレール(MONCLER)」は2023年春夏ミラノ・ファッション・ウイーク開催中の9月24日、ミラノを象徴するドゥオモ(大聖堂)広場で創業70周年を祝うイベントを開催した。オープニングは、ミラノ・スカラ座(Teatro alla Scala)のプリマ・バレリーナ、ヴィルナ・トッピ(Virna Toppi)が登場。さらに、700人のダンサーと200人のミュージシャン、100人の聖歌隊員、952人のモデルなど、創業年の数字にちなんだ合計1952人が加わり、息の合った圧巻のパフォーマンスを見せた。また出演者全員が、記念に作られた白い“ザ モンクレール マヤ 70(The Moncler Maya 70)”ジャケットを着用。終盤には紙吹雪が舞う演出の中、独創的で一体感のあるフィナーレを飾った。
レモ・ルッフィーニ(Remo Ruffini)会長兼最高経営責任者は、「昨夜のイベントでは、モンクレールの素晴らしい未来像を目にした。伝統とイノベーションというブランドの礎が、アイコニックな“マヤ”ジャケットによって融合された。全ての世代が集まり、強いエネルギーを感じることができてうれしく思う。また次の70年も共に夢を見続けていきたい」と語った。当日はあいにくの雨だったが、藤原ヒロシやアン・ハサウェイ(Anne Hathaway)、エルザ・ホスク(Elsa Hosk)、ファン・ミンヒョン(Hwang Min Hyun)、カルメン・ホルダ(Carmen Jorda)、マリア・シャラポワ(Maria Sharapova)、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)らが駆けつけたほか、近隣のバルコニーやテラスでの鑑賞を含めおよそ1万8000人が見届けた。
今回のイベントは70日間におよぶグローバルセレブレーションのキックオフで、今後「エクストラオーディナリー エクスペディション(Extraordinary Expedition)」と題したイベントをニューヨークとロンドン、東京、ソウルで行う予定だ。さらには、「パーム・エンジェルス(PALM ANGELS)」のフランチェスコ・ラガッツィ(Francesco Ragazzi)やトム・ブラウン(Thom Browne)、藤原ヒロシ、リック・オウエンス(Rick Owens)、ジャンバティスタ・ヴァリ(Giambattista Valli)、 ピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)、 ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)の7人がリデザインした“マヤ ジャケット”を10月15日から週替わりで発売する。