アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)は、新たな社長兼最高経営責任者(CEO)として、大手ホテルチェーン米マリオット・インターナショナル(MARRIOTT INTERNATIONAL以下、マリオット)のステファニー・リナーツ(Stephanie Linnartz)社長を任命した。同氏は6月1日に退任したパトリック・フリスク(Patrik Frisk)前社長兼CEOの後任となる。マリオットを2023年2月24日に離れ、同月27日にアンダーアーマーに加わる予定。なお、今回の人事に伴い、コリン・ブラウン(Colin Browne)暫定社長兼CEOは以前の最高執行責任者職に戻る。
創業者であるケビン・プランク(Kevin Plank)=エグゼクティブチェアマン兼ブランドチーフは、「ステファニーはリーダーとして企業を成長させる手腕に長けており、マリオットでデジタル・トランスフォーメーションを推進したほか、ブランド戦略、オムニチャネル化、人材発掘や開発などの分野で多大な実績がある。アンダーアーマーを、企業やブランドとしてさらに発展させてくれるものと確信している」と語った。
リナーツ新社長兼CEOは、「『アンダーアーマー』はアイコニックなブランドであり、非常に大きな可能性がある。ケビンや取締役会、チームメンバーとともにこの素晴らしい会社を次章へと導きつつ、アスリート、顧客、株主のために尽力することを楽しみにしている」と述べた。同氏は1997年に金融アナリストとしてマリオットに入社。財務、オペレーション、営業、マーケティング、ブランドマネジメント、流通、テクノロジーなどさまざまな部門の要職を歴任し、2021年2月から現職を務めている。