ミラノブランドの「ファビアナ フィリッピ(FABIANA FILIPPI)」はこのほど、アルド・ゴッティ(Aldo Gotti)を新たなCEOに任命した。これまでCEOは、兄のジャコモ・フィリッピ(Giacomo Filippi)と共にブランドを創業して共にオーナーを務めているマリオ・フィリッピ(Mario Filippi)が担っていた。
アルド新CEOはこれまで、プラダ(PRADA)やステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)で要職を歴任し、直近はオムニチャネルのファッションEC「モード(MODES)」に携わっている。
またこれに伴い、ブランドは新たなロゴを策定した。新たなロゴはサンセリフ体のFurutaをベースにしており、「たしなみのあるエレガンスを表現」。ブランドは、「進歩した美学を反映する、すっきりとミニマルでエッセンシャルなロゴは、ウンブリアの風景から生まれた」としている。同様のサンセリフ体は、「セリーヌ(CELINE)」や「バーバリー(BURBERRY)」以降、多くのブランドが新たなロゴを策定するに際して用いている人気の書体だ。最近も改称した「フェラガモ(FERRAGAMO)」もロゴを同様の書体に変更している。
さらに朝露をイメージした淡い「グレーグリーン」、土地を耕すと出てくる暖かい粘土色の「ゾッラ」、温かみのある「白」、森の下草の柔らかな闇からインスピレーションを得たマットな「黒」をキーカラーに据えた。
「ファビアナ フィリッピ」は1985 年、イタリアのウンブリア州で創業。日本ではアオイが卸や小売などを手がけている。