資生堂は2月6日、2022年12月期業績予想の修正を発表した。コア営業利益は510億円(修正前は400億円)、純利益は340億円(同255億円)と上方修正し、売上高は1兆670億円(同1兆700億円)と下方修正した。
同社は、スキンビューティー領域をコア事業とすべく、21年から日用品事業やメイクブランドを売却するなど抜本的な経営改革を加速。22年は、英スキンケアブランド「ガリネー(GALLINEE)」の買収や新スキンケアブランド「サイドキック(SIDEKICK)」を立ち上げるなど、ブランドのポートフォリオの再構築を進めている。
今回、その構造改革の効果が表れたほか、各地域での積極的なマーケティング活動や費用コントロール、為替影響などが中国および日本での落ち込みや戦略的追加投資(人財投資など)を吸収して、コア営業利益は前回予想を上回る見込み。
売上高は、中国および日本で想定を下回る一方、その他の地域事業で想定を上回ったほか、円安による為替換算差の影響もあり、全体としては概ね予想どおりとしている。
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