韓国のファッションEC「ムシンサ(MUSINSA)」は4月16日まで、日本初のポップアップイベントを原宿で開催している。同社は韓国10社目のユニコーン企業で、韓国ファッションのECでは最大規模。世界各国のユーザーは総計1200万に上り、22年の年間取引額は3兆3000億ウォン(約3300億円。1ウォン=0.1円)に達した。その規模はZOZO(22年3月期の年間商品取扱高は5088億円)の約6割に迫っている。「ムシンサ」は現在7500ブランド以上を取り扱うほか、総取引額の1割程度を占めるプライベートブランド(PB)「ムシンサ スタンダード(MUSINSA STANDARD)」を手掛けている。ユーザーの7割は、20〜30代の若者だ。
創業から22年、なぜ韓国でこれほどまでに成長でき、これから日本市場も開拓するのか?ハン・ムンイル(Han Moon-il)ムシンサ最高経営責任者(CEO)に話を聞いた。
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「ムシンサ」は2001年、靴とファッション好きが集まるオンライン・コミュニティとしてスタートした。その名前も「ものすごく靴の写真が多いところ」という韓国語の頭文字だ。
日本では22年9月にアプリをローンチし、国内ダウンロード数は5万を超えた。今回のイベントではさらなる認知拡大と10万ダウンロードを目標に掲げている。ハンCEOは「日本の若者を対象に、KカルチャーとKファッションをアピールするのが狙いだ」と語る。
韓国ブランドが
日本進出を目指す理由
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