ファッション

「プラダ」の巡回型イベント「プラダ モード」が日本上陸 建築家・妹島和世が監修

 「プラダ(PRADA)」は、現代文化をテーマにした巡回型イベント「プラダ モード(Prada Mode)」の第9弾を5月12、13日に東京都庭園美術館で開催する。同イベントは、2018年12月に行った第1弾「プラダ モード マイアミ」を皮切りに、これまで香港、ロンドン、パリ、上海、モスクワ、ロサンゼルス、ドバイで開催し、日本初上陸となる。

 「プラダ モード」は、アーティストのカールステン・ホーラー(Carsten Holler)による「プラダ ダブル クラブ(Prada Double Club)」から生まれた、アートや音楽、食、エンターテイメントの分野を横断したイベントだ。ユニークな体験を提供する“プライベートクラブ”として、世界のさまざまな都市でグローバル規模のカルチャーイベントを活性、拡大する場所として構想したもの。

 東京で開催する第9弾では、「プラダ」と親交のある建築家の妹島和世がホストとしてキュレートした、インスタレーション作品を展示。会場内に仮設パビリオンを複数設置し、講演・音楽演奏・ワークショップなども開催する。プログラムによっては美術館の来館者も参加可能だ。

 妹島は、同イベントの日本ならでは独自性について「今回は、東京都と国の重要文化財である庭園美術館との協力のもと開催されるユニークなイベントです。建物内で完結するのではなく、庭園や敷地全体を含めたランドスケープを楽しむことができるようにと考えました。東京の真ん中にありながらオアシスのような庭園美術館での開催は、とても魅力的だと思います」とコメントした。

 同氏はホストを務めるにあたり、「プラダ」のブランドらしさを「ファッションブランドとして、革新的でありながらかつ伝統的でもあり、それが現在進行形で続いている」と解釈し、「庭園美術館も現代的でありながら、歴史的であるところに関連付けられると感じました」という。そして、イベントを通じて新たなコミュニケーションの生成を目指す。「『プラダ モード』は、世界の重要な文化イベントをサポートし、拡張するハブとして構想された巡回型イベントです。今回は、建築と庭園、アート、音楽がひとつになる新しいかたちのコミュニケーションの場となることを期待しています」。

■PRADA MODE TOKYO※プログラムの一部は美術館来館者も参加可能
日程:5月12、13日
場所:東京都庭園美術館
住所:東京都港区白金台5-21-29

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