大手クリエイティブエージェンシーのカルト(CULT)は、6月12日〜15日に「メタバース・ビューティー・ウィーク2O23(以下、MBW2O23)」を開催する。
初開催となる今回は“Reality Gets a Makeover=現実は変身する”をキュレーションテーマに掲げ、デジタルデザイナーと既存のビューティー関連企業、団体を結びつける。メタバースやARを活かしたフィジタル(フィジカル+デジタル)な体験を提案し、伝統的な美に対する期待を覆す。
本イベントは3つの世界的メタバースプラットフォーム「ディセントラランド(Decentraland)」「スペイシャル(Spatial)」「ロブロックス(Roblox)」と、ロンドンのオックスフォードサーカスにある「フランネル(FLANNELS)」のリアル店舗で行われる。
現時点で、過去に「ディセントラランド」で“LUSH HOUSE”を実施し好評を得た「ラッシュ(LUSH)」のほか、「ニュートロジーナ(NEUTROGENA)」「グロッシーボックス(GLOSSYBOX)」「ヴォルデ ビューティー(VALDE)」「ロッティーロンドン(LOTTIE LONDON)」「コスノヴァ ビューティー(COSNOVA BEAUTY)」の参加が決定している。現在も参加希望ブランドを募集中だ。
フィジカル会場の「フランネル」では世界最大級のデジタルビューティー展を行い、インタラクティブなARミラーとARフィルターを用いたIRL(In Real Life)ショーを披露する。さらに14〜15日には「クラランス(CLARINS)」「ディオール(DIOR)」「バーバリー(BURBERRY)」などのビューティブランドと取り組みを行った3Dメーキャップ・クリエイターのイネス・アルファ(Ines Alpha)を招いたコーナーも用意し、スキンケア、ヘアケア、メイクアップ、フレグランスのすべてにおいて、美へのアティチュードを再構築する。
MVW2023の共同創設者であるキャット・ターナー(Cat Tuner)カルトCCOは、「美の基準に挑戦するという野心的な目標を持ってこの旅をスタートした。自己表現はビューティの最も楽しい側面の1つであり、メタバース体験は究極の逃避を可能にし、自分のアイデンティティーを再定義することができる。このことを念頭に置き、私たちはMBW2023の参加者がIRLとIVL(In Virtual Life)の両方で、より多くの創造につながる体験をキュレーションすることを目標としている」とコメントしている。