「WWDBEAUTY」がタッグを組む都内のファッションサークルを中心に、大学生97人に美容とサステナビリティに関するアンケート調査を実施した。サステナビリティに対する意識の高さが注目されるZ世代だが、化粧品への出費は月に5000円以内の学生が7割以上を占め、購入基準にはサステナビリティよりも価格や使用感の項目が上位にあがった。「自分の予算の中で買えるものを選ぶ」「カーボンニュートラルへの取り組みが気になる」という学生もいる一方で“Z世代=環境意識が高い”というメディアや企業からの期待に違和感を覚える学生もいる。今回のアンケートから美容とサステナビリティに関する消費の傾向を探る。(この特集は「WWDBEAUTY」2023年5月29日号からの抜粋です)
カルテナ、ケイオウ ファッション クリエイター、明治大学デザイン研究部、リシンク ファッション 早稲田
Q1
化粧品を月いくら買う?
Q2
化粧品を使う中で気になることは?
過剰な包装やパッケージを気にするZ世代が約半数を占めた。自分が使う商品には不要だという一方、「友人へのギフトは豪華にしたい」「お気に入りのブランドであれば箱を部屋に飾る」と用途によって選びたいという声があがった。「使い切ることができず、捨てることをためらう」と回答した人には、サイズが決め手となり「ケイト(KATE)」の“ミニリップモンスター”を購入したという声も。“サステナビリティ”という言葉にくくられずとも、課題意識が潜んでいる。
Q3
化粧品を選ぶときに
意識していることは?
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。