阪急うめだ本店8階に4月12日にオープンした「グリーンエイジ」売り場が好調だ。オープンから1カ月が過ぎ、フロアの売上高は前年実績を大きく超えて予算もクリアしている。好調ブランドは「パタゴニア(PATAGONIA)」や「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」といったアウトドアブランドから「プラダ(PRADA)」をはじめとするラグジュアリーブランド、植物の「ラフラム(RAFLUM)」や「メゾン キツネ(MAISON KITSUNE)」、インバウンドのニーズも受けた「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」や「ニューバランス(NEW BALANCE)」など幅広い。客層はリニューアル前と比べて40歳以下と新客が増え、家族連れやカップルの来店が目立っている。(この特集は「WWDJAPAN」2023年5月29日号からの抜粋です)
【POINT】
・ラグジュアリー、アウトドア、スポーツ、ビューティなど商品カテゴリーの垣根を越えて約40ブランドを集積
・百貨店のラグジュアリー売り場の慣例である3方を囲む“3ウォール”がないシームレスな売り場
・ラグジュアリーブランドは同店内数カ所目の売り場でここでしか買えないアイテムも提案
・売り場作りに環境負荷が少ない建材を使用、汎用性が高いモジュール什器を活用
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リコンシェルジュ(RE CONCIERGE)
自主編集売り場内にカウンターを設けて、モノを売るだけでなく長く使うためのサービスや、本当に必要な商品かどうかを購買前に体験できるサービスなどをパートナー企業と協業で提供する。現在5つのサービスを行う。①アパレル修理専門店「リプロパーク」と協業したアパレル製品のリペアやカスタマイズ、②「京都紋付」による黒色への服の染め直し、③リユースショップ「アウトドアリユース」によるアウトドアギアの買い取り、④アウトドアレンタルショップ「アウトドアライフ」によるアウトドアギアのレンタル、⑤「コメ兵」によるアウトドアウエアの買い取りで、今後さらにサービスを拡充する予定。コメ兵は同売り場にアウトドアファッションに特化した新業態「アンドリレー」を出店する。
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グリーンエイジ エディット(GREEN AGE EDIT)
家、自然、街の中をシームレスに行き来するライフスタイルを想定し、アパレルやアウトドアギア、自転車などをそろえる自主編集売り場。
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