ファッション

デイトナが大田区の板金会社とコラボ 持ち運べる焚き火台を開発

セレクトショップ「フリークス ストア(FREAK‘S STORE)」運営するデイトナ・インターナショナルと東京都大田区のものづくり企業で板金やレザー加工、自動化装置を得意とする大橋製作所がタッグを組み、アウトドアギアを開発した。今回のコラボでは焚き火台“ファイヤーピットフリーク(5万9999円)”と“マスマティックアートランプシェード(1万1440円)”を発売。完全受注生産で、ECサイト、「デイトナパーク」で扱う。6月1日に行われた新製品発表会では、キャンプ好き芸人として知られるじゅんいちダビッドソンも登壇した。

“ファイヤーピットフリーク”は組み立て式の焚き火台で発表会ではわずか数分で組み立てる様子を実演。手軽に焚き火を楽しめそうだ。下部がオーブンとしても使え、焚き火を楽しみながら調理ができる。縦に長い形状が上昇気流を生むため火がつきやすく、2次燃焼が可能。それにより、煙の量や焚き火が終わった後の灰の残量を少量に抑えられる。
「本製品を開発する際にさまざまな料理を試し、その中でもおすすめはピザと焼きとうもろこしだ」と大橋製作所の大橋一道社長。じゅんいちダビッドソンは、「薪を上から入れやすくて良い。そして、2次燃焼できる焚き火台は大きくて運びづらいことがネックになっていたので、今回の製品はコンパクトで気軽に持ち出せる」と魅力を語った。

また、“マスマティックアートランプシェード”はドーナツ型を数学の見地から緻密な設計と金物加工技術で造り上げた。ステンレス板を、一枚一枚組み合わせて立体にしており、盤面には幾何学的なデザインの大小さまざまな穴から光が抜ける仕様。「キャンプをする際にランプシェードは必要不可欠。光が真下を照らしてほしい時にランプシェードがあると本当に便利」とじゅんいちダビッドソンが話した。

2社は大田区発の産業交流空間“ピオパーク(PiOPARK)”で出合い、2022年12月にプロジェクト「ニュー コラボレーション@ピオパーク」の中で製品開発を開始した。地域活性化への貢献を始め、SDGsの取り組みに注力するデイトナ・インターナショナルは、本プロジェクトによって大田区の活性化と“ピオパーク”の魅力を発信する。

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