ベイクルーズグループのドゥーズィエム クラス(DEUXEME CLASSE)の2023-24年秋冬は、 “ザ・ファッションラバーズ”がテーマ。担当者は、「ファッション好きに刺さる話題性のあるもの、シンプルで上質なものを届けたい」と話す。
力を入れるのは、アウターの品ぞろえだ。「ショート丈は前シーズから定番になりつつある。今季はさまざまな素材感やシルエットで提案する」と話し、ウールのガウンコートや、カーリーヘアのロングコート、レザーのジャケットなどもそろえた。海外出張が再開し、インポートブランドの買い付け金額は前年から倍増した。推しブランドの一つ、パリの「マイホワイト(MY WHITE)」では、フェイクファーのコート3型を買い付けた。8月にはそうした話題性のあるアウターを集めた先行受注会を、札幌店で開催予定だ。
スタイリングでは、90年代のアイビールックにインスパイアされた、ビッグシルエットのジャケットがキーアイテムだ。ジャケットには、パーカーや、丸首ニットのアンサンブルなどを合わせる。トラッドをベースに、ロックTシャツや「チンクワンタ(CINQUWANTA)」に別注したリアルファーのコート、ヒョウ柄スカートなどロックテイストを交えて提案する。
「女性らしさを取り入れたミニマルな世界観も提案していきたい」と話し、ニュートラルなグレー、バターベージュといった落ち着いたカラーパレットに、ビビットな赤やグリーンをさす。ラメのニットやスパンコールのセットアップ、ビスチェなどでもセンシュアルなムードを加える。
また春夏から挑戦しているハイジュエリーも引き続きラインアップする。秋冬は、「ガブリエル アルティガス(GABRIELA ARTIGAS)」の110万円のダイヤのネックレスを買い付けた。「店頭では新規のお客さまとのタッチポイントにもなっている。50万円代の『スピネリ キルコリン(SPINELLI KILCOLLIN)』のジュエリーの重ね付けが響いたり、ハイジュエリーでも入荷したらすぐ買いますと言ってくださるお客さまがいたりもする。カジュアルなスエットに、ハイジュエリーを重ねる大人のレイヤードスタイルも提案していきたい」という。