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リアーナ、「サヴェージ×フェンティ」のCEOを退任 後任はアンソロポロジーの前CEO

リアーナ(Rihanna)によるランジェリーブランド「サヴェージ×フェンティ(SAVAGE X FENTY)」は、新たな最高経営責任者(CEO)として、アンソロポロジー グループ(ANTHROPOLOGIE GROUP以下、アンソロポロジー)のグローバルCEOを務めていたヒラリー・スーパー(Hillary Super)を任命した。これまでCEOを務めていたリアーナは、エグゼクティブチェアとして今後もブランドに携わるという。

スーパー新CEOは、「ギャップ(GAP)」「オールドネイビー(OLD NAVY)」「アメリカンイーグル アウトフィッターズ(AMERICAN EAGLE OUTFITTERS」「ゲス(GUESS)」などのカジュアルブランドでマーチャンダイジングやマネジメント分野のキャリアを積んだ後、アーバンアウトフィッターズ(URBAN OUTFITTERS)に入社した。4年後、同社が擁するアンソロポロジーのグローバルCEOに就任し、2019年には同ブランド初のプラスサイズラインをローンチ。21年4月に退任した。

「サヴェージ×フェンティ」は18年の設立。さまざまな人種や体型、性自認のモデルを起用して多様性を表現する姿勢が広く共感を得て人気を博し、22年1月に初の実店舗をラスベガスにオープン。その後、ロサンゼルス、ヒューストン、ブルックリンなどに出店している。同社の広報担当者は、「卸に加えて小売事業を拡大するに当たり、その分野での経験が豊富なリーダーの必要性が高まった。ヒラリーは小売業界で実績を上げており、当社をさらに成長させてくれるものと確信している」とコメントした。

なお、「サヴェージ×フェンティ」は21年2月にLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)系の投資会社、Lキャタルトン(L CATTERTON)などから1億1500万ドル(約164億円)を、22年1月には米投資会社ニューバーガー・バーマン(NEUBERGER BERMAN)などから1億2500万ドル(約178億円)を調達している。22年3月には、同ブランドがIPO(新規上場)を目指して情報収集をしていると米ブルームバーグ(BLOOMBERG)が報じた。

現在、第2子を妊娠中のリアーナは、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)新メンズ・クリエイティブ・ディレクターによる「ルイ・ヴィトン」メンズの初キャンペーンに登場し、大きな話題を集めた。

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