俳優の竹内涼真が、「ディオール(DIOR)」の2024年春夏メンズ・コレクションのショーに来場するため、6月にパリを訪れた。「WWDJAPAN」では、パリでの日々を独占写真と共に振り返る。
創業者が愛した味を堪能
竹内は初めてのパリでのショー鑑賞の前に、22年3月にリニューアルオープンしたモンテーニュ通りに構える「ディオール」本店内のレストラン「ムッシュ・ディオール(Monsieur Dior)」に来店すると、オテル・プラザ・アテネ(Hotel Plaza Athenee)で料理長を務める一流シェフ、ジャン・アンベール(Jean Imbert)によるクラシックなフレンチ料理を味わった。「美食家でもあったムッシュ ディオールのお気に入りレシピが再現されたメニューは、どれもメゾンの歴史を感じられる素晴らしいものでした」と竹内。
メゾンの歴史を肌で感じる
竹内はその後、本店内に構える展示スペース「ラ ギャラリー ディオール(La Galerie Dior)」にも足を運んだ。同スペースは“芸術的親和性(Artistic Affinities)”と呼ばれ、歴代のアーティスティック・ディレクターのクリエイションを展示する場所。そこで、新たに追加したメンズ・コレクションや数々のコラボレーションなど、メゾンのアーカイブ作品を鑑賞した。竹内は「心地良く、美しい時間の流れを感じることができました。その時代ごとのデザイナーのインスピレーション源が魅力的に表現されていて、またパリに来たときは訪れたいと思いました」と語った。
いよいよショー会場へ
竹内は会場に向かいながら「特別な瞬間を心から楽しみたいです」と期待に胸を膨らませると、会場外ではファンからの声援に笑顔で応えた。フォトコールでは、大勢集まったフォトグラファーたちと「暑いですね」とコミュニケーションをとりながら、撮影に堂々と対応。フロントローでは、ネットフリックス(Netflix)の人気ドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」に出演したケイレブ・マクラフリ(Caleb McLaughlin)や、韓国のアイドルグループASTROメンバーのチャ・ウヌ(Cha Eun-woo)をはじめとするセレブリティーと交流を深めた。
「ディオール」24年春夏メンズ・コレクションは、キム・ジョーンズ(Kim Jones)=メンズ アーティスティック・ディレクターが就任5年目を迎えたアニバサリーシーズンで、テーラリングを主軸に新しいメンズウエアの可能性を示した。竹内もメゾンの強みであるテーラリングに魅了され、「目の前で見られて本当に感動しました」と述べる。「テーラリングの新時代を目撃した感じ、実際に袖を通してみたいと思うルックも多く、とにかくクールで興奮しました!まだドキドキが止まらないです。この場にいられたことを光栄に思います」と話し、忘れがたい思い出をパリの街で得られたようだった。