ゲオホールディングスが手がける総合リユースショップ「セカンドストリート」は、全国の店舗数が800店舗を超えた。リセール業界最大手で2023年上期に好調だったブランドやアイテムは?ゲオホールディングスの三島敏博カジュアル衣料服飾ストアディレクターリーダーに、売れ筋や購買の傾向を聞いた。なお、集計は初期売価3900円以上(一部を除く)が対象で、カテゴリーは同社の判断による。(この記事は「WWDJAPAN」2023年8月28日号付録「ビジネスリポート」からの抜粋です)
WWD:2023年上半期の商況は?
三島敏博カジュアル衣料服飾ストアディレクターリーダー(以下、三島): 1〜6月の衣料品&雑貨の売上高は前年同期比20%増以上だった。インバウンドの影響を受けやすい都心型のアーバンタイプ店舗の業績が、コロナ前の水準まで戻ってきている。ラグジュアリーやデザイナーズブランドが好影響。郊外店についても、中古商品というものがさらに浸透した印象だ。断捨離が引き続きライフスタイルに組み込まれており、買い取りも好調だ。
WWD:好調だったカテゴリーは?
三島:変わらずデザイナーズが人気だ。冬は「モンクレール(MONCLER)」「タトラス(TATRAS)」「カナダグース(CANADA GOOSE)」のダウンジャケットの売り上げが伸びた。この傾向はここ数年継続しているが、今年新しかったのは「ストーンアイランド(STONE ISLAND)」。幅広い顧客が付いてきたので、二次流通にも流れてくるようになったと分析している。3月以降はデニムが好調。「ディーゼル(DIESEL)」「ディースクエアード(DSQUARED2)」「ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)」が人気。ブランドでは今年は「モンクレール」が春以降も売れていた。特にワンポイントロゴが入ったポロシャツが人気で、国内だけでなくインバウンド需要も取り込んだ。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。